2014.09.17
作業療法の"作業"とは?
こんにちは。作業療法学専攻の大浦智子です。
今日は、作業療法の"作業"について考えてみましょう。
作業療法は、病気や障害がある人や家族が、
「その人らしい」生活を送ることが出来るように、
さらに、多くの人ができるだけ長く健康に過ごせるような
人や環境、仕組みづくりを考えて、支援します。
作業療法の"作業"は、
「その人らしい」活動("作業")を実現することで、
心や体の健康を保つことの理解を助けます。
難しい印象を持った方もいるかもしれませんね。
例えば、みなさんが朝起きてから夜寝るまでに行っていることを
一つずつ挙げてみましょう。
起床、身支度、通学、授業、友達とのおしゃべり、
家族との食事、入浴、読書、部活、家事???
一日の中で、いろんなことをしていますね。
次に、それはやりたいことかどうか、やらなければならないことかどうか、
楽しいと感じるのはどんなときか、どんな事をしている時が自分らしいか、
どういった意味があるか、???などを整理してみます。
実は、このやり方は、亚博足彩app_澳门赌场游戏-官网リハビリテーション学部作業療法学専攻の2年生が、
「基礎作業学」という科目で実際に行っている演習の一部で、
自分の生活特徴や特性を知ることで、"作業"についての理解を深めていきます。
同時に、将来、学生が作業療法士になった時に、
リハビリテーション専門職の一員として
目の前の患者さんにとっての「大切な"作業"」を理解したうえで、
患者さんの生活を支援していくという視点を培います。
"作業"について知りたい?興味を持たれた方には、次の本をお勧めします。