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2014.05.28
鈴掛の木
みなさんこんにちは。リハビリテーション学部の安倍基幸です。
新緑が目に眩しい季節となりました。
リハビリテーション学部の新入生も大学生活に少しずつ慣れてきたように思います。
若くハツラツとした声が研究室まで聞こえてきます。
さて今日は「鈴掛の木」にまつわるお話をします。
鈴掛の木は別名プラタナスとも呼ばれ、こちらのほうがわかりやすいかもしれません。
葉の形と幹の模様に特徴があり、一見して分かります。
この鈴掛の木と医聖とよばれるヒポクラテスが関連することについて説明します。
日本でも有名な「ヒポクラテスの誓い」で皆様も名前はご存知かもしれません。
ヒポクラテスは古代ギリシャのコス島で紀元前460年頃生まれたましたので、
今から2400年くらい前に活躍した実在の医師です。
これだけの長い歴史で、
なんと現在もヒポクラテス法という脱臼整復法で名前が教科書に載っていますし、
リハビリ関連でも運動の重要性を古代にすでに指摘していました。
生まれたコス島の町には「ヒポクラテスの木」と呼ばれるプラタナスの巨木があります。
そしてこの木の下でヒポクラテスが医学を教えたと言い伝えられています。
その故事にあやかって、現在、鈴掛の木は医学を象徴する木となり、
多くの医療系大学のキャンパスで見ることができます。
いまは新緑ですが、秋にはまるで鈴のような実をつけ、
大きく育つこの鈴掛の木(プラタナス)が私は大変好きです。
今住んでいる所の近くの公園や街路には鈴掛の木が多く見られますので、
散歩の時は故事を偲んで眺めています。(写真を載せました)
亚博足彩app_澳门赌场游戏-官网のキャンパスにはこの木があるかどうか探しましたが残念ながらないようです。
本当に残念!
リハビリ学部の学生諸君にはぜひ鈴掛の木のように大きくたくましく育ってほしいと思います。
鈴掛の木(平成26年4月撮影)