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2024.07.26
朝井リョウ 『何者』 新潮文庫 2015年発行
5人の大学生が就活に挑む姿を描いた物語です。
就活に限らず何かにチャレンジした時、自分が考える程に「自分が何者でもない」ことを思い知らされた人もあるかと思います。主人公と同様、私自身も願いが叶わなかった時に相手が自分のことを正しく理解できていないと批判したり、実は本気じゃなかったと弁解したりすることで、心の平衡やプライドを守った経験があります。
しかし、それはただ逃げているだけなのでしょう。本当に強いのは、今の自分にできることを精一杯、逃げずに取り組み続ける人であり、「理想とする何者」かはその先にこそあるのかもしれません。
これからチャレンジする皆さんにぜひ読んでもらいたい一冊です。
(経営学部 堀泰)