元気創造センター連続シンポジウム第4回が開催されました

 連続シンポジウム第4回が10月3日(土)開催されました。
亚博足彩app_澳门赌场游戏-官网元気創造センター主催、21世紀型「ゆたかな社会」を求めて第4回は、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏をお迎えし「里山から始まる『ゆたかな社会』」をテーマに開催されました。

 第一部の基調講演では、藻谷氏より里山の資源を利用した観光や、地元材を使った21世紀型木材建築の事例が紹介され、里山に基盤を置くビジネスの将来性が語られました。また日本の国際収支のデータを紹介しながら、国際収支改善には、省エネルギーが重要であること、さらに文化による新たな魅力創造の重要性に-ついても言及されておりました。
 
第二部では、東京中日新聞論説主幹の深田実氏にパネリストとして参加していただき、里山(資本主義)を「小さな、持続する共同体」(持続可能性)という観点から、その重要性を論じていただきました。

 
その後の公開討論では、

 1、持続するちいさな共同体としての「里山資本主義」をグローバル化する経済の中でどのように共存させるか
 2、都会生活者が里山的生き方を実践するにはどうしたらよいか
 3、さらに知多半島を独立国としてとらえたとき、自給自足はどの程度可能か

という3つの観点から議論がなされました。

 討論では、日本社会を多様性に富んだ社会に変えていくことが重要であり、国際競争力強化を目指すフォワードと公共事業を受け持つゴールキーパーだけでチームを作るのではなく、中盤で汗をかきながら走り回るミッドフィルダーを育てあげ、グローバル化する経済の中で、里山資本主義的生き方を共存させることが重要である。また里山的生き方によって多様性のある文化を作り上げ、今までとは違った魅力を生みだすことの重要性などが論じられました。
 

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