連続シンポジウム「少子高齢化社会をしなやかに生きる」が開催されました

連続シンポジウム「少子高齢化社会をしなやかに生きる」が開催されました

 連続シンポジウム第3回が亚博足彩app_澳门赌场游戏-官网4号館で去る530日(土)午後、満員の聴衆の参加を得て開催されました。
 
1回と第2回は、「芸術と文化」、「食と農」をキーワードに21世紀の「ゆたかな社会」を探ってきましたが、今回は私たちの社会が抱える最大の課題と言っても過言ではない、少子化と高齢化の進む日本社会をテーマに、国立社会保障?人口問題研究所名誉所長の西村周三氏をお招きして、開催されました。
 
第一部の基調講演では、少子高齢化の進む社会の現状や近い将来予想される社会状況、さらにそれらに柔軟に対応するために必要な私たちの価値観やライフスタイルについて、白熱の講演が展開されました。
 
第二部では、西村氏と中日新聞編集局長臼田信行氏、本学学長赤岡功が参加し、3氏による公開討論が行われました。臼田局長からは、少子化を食い止めるには、多様な生き方や働き方を認める社会への転換が必要ではないか、との問題提起がありました。また、女性の社会進出は出産を抑制していないことが、西欧諸国のデ―タをもとに指摘されていました。
 
さらに西村氏からは、少子高齢化の進展によって今後公的負担の増大は避けられないが、しかし地域の支え合いの復興によって負担上昇を抑制する可能性の高いことが指摘されました。
 
参加いただいた多くの行政担当者および市民の皆さま、最後まで熱心にご聴講いただき、誠にありがとうございました。

 次回は、103日(土)午後130分より「里山から始まる『ゆたかな社会』」と題し、日本総合研究所調査部主席研究員藻谷浩介氏をお招きして開催されます。皆さまのご参加を心からお待ちしております。

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