旧道歩きも楽しい知多半島横断ウォークを行いました

▼自分づくりセンターの企画で、11月15日(土)に第3回知多半島横断ウォークを実施しました。名鉄常滑線大野町駅から東へ向かい、新美南吉記念館を経由して、名鉄河和線半田口駅まで歩く約13㎞のコースです。このコースは大野街道といい、新美南吉の「おぢいさんのランプ」の主人公の巳之助が人力車の先綱曳きをしたり、ランプの仕入れのために往復したりした道です。

▼浮かれた遠足気分で名鉄電車に乗っていたら、「午前7時半頃に新舞子?大野町駅間で電車と乗用車の衝突事故があり、太田川駅より先は不通になっています。」とのアナウンス。ビックリです。太田川駅で下車し、知多半島横断ウォークの参加者全員に、太田川駅から先の常滑線は電車が動かないので予定を変更し、半田口駅に集合して、知多半島を東から西へ横断する旨の連絡を大急ぎで入れました。

▼教職員6名、学生4名、合計10名が半田口駅に9時少し過ぎに集合しました。やや寒かったものの、晴れ時々曇り、北西の微風というハイキングには絶好のコンディションでした。新美南吉生家からしばらくの間だけ大野街道から離れ、デデムシ広場を経由して矢勝川堤防道を歩きました。季節はずれなので彼岸花で真っ赤に覆われた堤防ではありませんでしたが、翡翠色が鮮やかなカワセミが我々を案内するように姿を見せてくれました。やがて新美南吉記念館に到着。運良く山本英夫館長さんから館内の模様替えをした個所について詳しい説明を聞くことができました。しばらく展示を見てから、記念館を後にしました。


【新美南吉記念館の前で】

▼記念館の次に新美南吉養家に立ち寄り、さらに進むと宝来町交差点近くで1/100サイズの東京スカイツリーを発見(写真2)。竹製とはいえかなり精巧にできていました。北へ向かい、水がほとんど抜かれた半田池を過ぎたところで、自動車の通る舗装された新道から離れ、旧道を歩いて高峰池のほとりに出ました。眺めもよく、堤防に腰をおろしてランチにしました(写真3)。30分ほど過ごしてから、のんびりと旧道を歩き(写真4)、久米集落を通り抜け、午後2時に大野町駅に到着。一応の解散にしました。


【東京スカイツリーをバックに】

【高峰池でのランチ風景】

【旧道歩きは楽しい】

▼2人がここで別れ、残りの8名は大野町を散策しました。まず、世界最古の海水浴場といわれる大野海岸に出ました。平安時代末期に鴨長明がここで潮湯治をしたことに由来し、江戸時代には徳川家康の第4子福松が腫物の治療のために潮湯治をしたそうです。海を挟んで対岸の四日市コンビナートが良く見えましたが、北西風が強く寒いので、海岸を早々に後にしました。巻藁船を保管する江崎社、十王町の山車蔵、十王堂を見て、古い町並みの中をぶらぶらしながら大野町駅に戻りました。電車の事故で少し焦りましたが、無事に知多半島横断ウォークを終えることができました。

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