連続シンポジウム 「21世紀型『ゆたかな社会』を求めて」第1回シンポジウムが開催されました

連続シンポジウム 「21世紀型『ゆたかな社会』を求めて」第1回シンポジウムが開催されました

 元気創造研究センター主催 連続シンポジウム「21世紀型『ゆたかな社会』を求めて」は、作曲家青島広志氏と満員の聴衆の参加を得て11月2日(日)第一回が無事終了しました。
 今回のテーマは、「芸術?文化を生活に活かす」です。第一部の青島広志氏の基調講演では、青島氏のピアノとテノール歌手小野つとむ氏による演奏を交えながら、家庭音楽会、合唱団、ピアノ、作曲、オーケストラの各分野で音楽をどのように生活に活かしたら良いかが、順々に説明されました。また、音楽の勉強は孤独でつらい訓練が続くこともあるが、最終的な喜びは、アンサンブルや演奏会を通して他人とのよこのつながりを築き?保つことにあることも強調されておりました。続いて、豊田シティバレエ団の4人のバレリーナによる記念公演が行われ、第一部は華やかな雰囲気のうちに無事終了しました。
 第二部のパネルディスカッションでは、青島氏に加え中日新聞?編集局長の臼田信行氏、本学の赤岡功学長がパネリストとして参加した公開討論が行われ、21世紀の「ゆたかな社会」では、いままで以上に文化?芸術が必要とされるが、その推進役は市民一人一人の感動や喜びを軸とした地域の文化?芸術活動であること、さらにこれらの活動は全国に確実に芽吹いていることで意見の一致をみました。
 また、所得格差が進行する21世紀の社会では、公教育において芸術教育の更なる充実をはかり、所得階層による芸術?文化の享受に極端な差のでないことの重要性が指摘されました。これに関し、青島氏からはすべての生徒に一度は必ず本物を体験させることの必要性や芸術教育に携わる教員の教授能力向上の重要性が強調されておりました。最後に、本学の赤岡学長よりノーベル賞級の研究成果は芸術?文化の基盤のないところには生まれないとの指摘があり、芸術?文化の重要性があらためて強調されながらシンポジウムは終了しました。
 終了後のアンケート調査では、参加者のほぼ全員からシンポジウムに対して好意的な評価をいただきました。最後まで熱心にご参加いただいた聴衆の皆さまに心より御礼申し上げます。
 なお、連続シンポジウム第2回は、来年3月7日(土)午後1時半から、東京農大名誉教授 小泉武夫先生をお招きして「食と農を通して『ゆたかな社会』を考える」というテーマで開催されます。食の冒険家小泉先生と早春の亚博足彩app_澳门赌场游戏-官网キャンパスで「知多半島の食と農と環境保全」について、皆さまと共に考えていきたいと思います。多くのご来場をお待ちしています。

?※本シンポジウムは、知多メディアス様より取材をいただきました。
◎mediasエリアニュース
【初回放送】11月5日(水)17時
【再放送】(当日)20時~ 22時~ 23時~
     (翌日)6時~ 7時~ 8時~ 10時~
◎もりっとNEWS1週間
【初回放送】11月8日(土)10時~
【再放送】(土曜日)18時~
     (日曜日)7時~ 16時~
     (月曜日)7時~
なお、メディアスチャンネルHP(http://www.medias-ch.com)でも
後日「動画ニュース」として配信されますので、ご覧下さい。

※なお、中日新聞朝刊へ掲載されました。

※新聞記事掲載期間終了につき、新聞記事は削除しています。

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