チャレンジ?ザ?知多半島横断ウォーク!

 自分づくりセンターでは、昨年に引き続き、第2回知多半島横断ウォークを企画し、11月30日(土)に実施しました。名鉄大野町駅から東へ向かい、新美南吉記念館を経由して、名鉄半田口駅まで歩く約12㎞のコースです。このコースは大野街道といい、新美南吉の「おぢいさんのランプ」の主人公の巳之助が人力車の先綱曳きをした道でもあります。
 教員2名、学生8名、その他1名、合計11名が大野町駅に9時に集合しました。やや寒かったものの、曇り時々晴れ、北西の微風というハイキングには絶好のコンディションでした。昔日の面影を残す大野町、久米集落の道標(写真1)を過ぎると農家の黒い板壁がしばらく続き、やがて家屋がなくなると、のんびりとした里山の雰囲気を味わうことができます(写真2)。途中で県道の側道を歩くことになりますが、家畜の匂いがただよってくるとまもなく半田池で、池を過ぎたところからは矢勝川の堤防道を選びます。12時半頃、新美南吉記念館へ到着(写真3)、ここでランチ。食事後は資料館を見学。再び矢勝川の堤防道を下流へ向かって歩き、デデムシ広場、新美南吉生家を経て、半田口駅で解散したのが午後2時でした。
 車の通らない田舎道をのんびりと歩きながらおしゃべりを楽しむことができて良かったことは言うまでもありませんが、矢勝川で、カワウ、チュウサギ、カワセミなどのバードウォッチングができたことも予想外のラッキーなことでした。カワセミの翡翠色の鮮やかさが印象的でした。
 残念だったことは、埋め立てのために半田池の水が抜かれていたことです。前述の巳之助が、時代遅れになったランプ売りという商売と決別するために池のほとりでランプを割るシーンがありますが、この池を水源として使用する農家がなくなったという理由で埋め立てられてしまうのは、惜しい気がします。
 今回のメンバーの中の6名が中国からの留学生で、そのうちの5名が2度目の参加です。初挑戦の浅井祥帆さん(経営学部1年生)は、また来年も歩きたい、と言っていました。
 参加者が少ないうちこそ、知多半島横断ウォークを大いに楽しむチャンスです。来年は、あなたもぜひ一緒にいかがですか。
(文責:自分づくりセンター長 松原 隆治)

【久米集落の道標の前で〈「右 山道 左 半田亀崎」〉】

【田舎道は楽しい】

【新美南吉記念館】

 

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