2014.11.28
「教養」って、何?(その5)
こんにちは!
この春から亚博足彩app_澳门赌场游戏-官网で教員をさせて頂いている岸貴介です。
教養科目の教員として、リハビリテーション学部1年生の必修科目「文化教養ゼミ」などを担当しています。
さて、「教養」って何?(その5)です。
さて、ここまでくると、二つ目の疑問
(なぜ「文化教養ゼミ」が「1年生の必修科目」になっているのか?)も解けたかと思います。
確かに、リハビリの専門知識と技術は、作業療法士や理学療法士になるためには絶対に必要です。
しかし、ここがポイントなのですが、だからこそ、一人前の技術者にとどまらず、
それ以上の人間になるためには、例えば、幅広い教養を身につけていることが
大切になるわけです。
そして、この幅広い教養教育の有無が、
専門学校と大学との決定的な違いの一つなのです。
(なお、他にも例えば研究力の有無もまた、この「決定的な違いの一つ」でしょう。)
若いうちに幅広い教養を身につけることによって、今の自分のありかたを多角的に見直したり、
外の世界に向けてたくさんのアンテナを立てたりすることは、今後の自分を作り、広い世界に生き、
さまざまな人々と交わる上で、かけがえのない財産となることでしょう。
だからこそ、本学では「文化教養ゼミ」が「1年生の必修科目」になっているのです。
そして、それ以外の教養科目の単位もまた必要となっているのです。
もちろん、学ぶ側にこうした理解や意識が欠けていると、効果も落ちてしまうわけですが...